金利は変動?固定?
住宅ローンをいざ借りる時に必ず迷うのが変動金利なのか?固定金利なのか?で迷いますよね?
これは、住宅ローンを組むときに誰しもが悩むことです。
ま、変動金利と固定金利の明確な説明はあまりしません。
他のサイトをみれば難しい文章で説明しているサイトがあるのでそちらを見てください。
簡単に解釈すると
・変動金利
漢字のままなのですが、金利が変動するということです。
これは、期間を決めてその時の景気の情勢をみて銀行が決まる金利になるものです。
(銀行の変動金利は毎月変わります)
・固定金利
これも字の如くですが、金利がずっと固定になることです。
なので、契約した時の銀行が提示している金利借りるとそこから金利が毎月変わってもずっと変わらず同じ金利になります。
メリット、デメリット
変動金利(メリット)
固定金利よりデフォルトで金利設定が安い。
例えば、同じ月で固定金利が4%に対して2.475%ぐらいまで違う。
半分までのはいかないが固定金利を比べる恐ろしく低い。
なので、利子が少なくて済むので月額の返済額が少なく済む
変動金利(デメリット)
毎月金利は変動をする特に景気に左右されやすいので
定期的に金利の見直しが行われて、景気がよくなってくると金利が高くなるので
金利が上昇していますリスクがある。
固定金利(メリット)
こちらは契約時に提示されている金利で契約をすると返済完了までずっと金利が変わらない。
そのため景気に左右されずに、ずっと安定した状態で返済ができる。
固定金利(デメリット)
そもそも、デフォルトの金利が高いので景気に左右されないが利子が高くなるので月々の返済が多くなる。
簡単に言うとこんな感じです。
後は、固定金利の中には5年固定金利、10年固定金利などがあって
その期間の間だけ固定金利でローン返済ができてその後はそのまま固定にするのか?変動にするのかを決めることができる。
5年固定金利にすると20年固定金利よりも金利が安くなる。しかしながら変動金利よりかも金利は高い
変動金利と固定金利の間みたいな商品ですね。
はっきり言ってここは見なくていいです。
複雑だし、あんまりメリットがないので。(メリットはありますが計算が面倒だったり、どっちのメリット、デメリットを引き継いでいるので中途半端です)
変動金利の注意点
変動金利から固定金利にすることはできないというのがあります。
逆に固定金利から変動金利にすることは可能です。
これは簡単に言うと変動しておいて固定が相当下がったと思って乗り換えられてしまったら銀行が損をするからです。
銀行としては固定金利のが金利が高いので固定金利のが儲かりますからね。
ただ、変動しておくと、景気が良くなると銀行が儲かるというメリットがあります。
厳密には景気の良し悪しで決めるのではなくて、銀行が金利をコントロールするのは日銀の動きによって決定しているのです。
この日銀が景気の良し悪しを判断して、金融緩和をすると金利が安くなるので、銀行も金利を下げる。
上げると銀行も金利を上げる→その結果変動金利もあがる。固定の場合は過去に契約した時の金利なので借りている人間に影響は無しです。
色々説明してきたけど、結局どっちがいいの?
まず、結論からいうと絶対に変動金利がオススメです。
え?でも変動金利って今度金利が上がっていく可能性があって怖くないですか?って思っている人。
逆に、これからも金利が下がる可能性だってあるじゃないですか?
ま、言葉の揚げ足取りたいわけではないのでちゃんと説明しますが、
日本は現在不景気です。
不景気を言い続けられて早30年ぐらい経過しているのかな?
変動金利が1番高かったのが平成3年の8.5%
この年から下がり続けています。
何があったのか?
バブル崩壊があった年ですね。
で、そこからずーと金利は下がり続けています。
もちろん、途中上がったりしましたが、微々たるものでまた、すぐに下がっています。
そして、2016年2月の時点で2.475%まで下がっています。
おそらくもう、20年ぐらいこの金利の数字で推移しています。
で、この金利は銀行店頭表示金利なのでそこからまた優遇措置で金利が安くなります。
銀行店頭表示金利って簡単に言うと定価みたいなものです。
そこから実際、うちの銀行で借りてくれたら優遇措置でそこから1.8%(最大)優遇しますよ!とかがあります。
つまり、ほとんど銀行がその優遇処理を適応するので、0.6%とか0.7%とか0.8%などの金利になるのです。
利子が0.6%ってすごいですよね…
ほとんど利子ないじゃんって思いますよね。
そして、その0パーセント台が20年続いているという現実があります。
つまり、ここから僕らが実際住宅ローンを組んでから35年の間には
ずっと金利が停滞する可能性もあります。
もちろん、人によっては今が底値だからこれから金利はあがっていく。
なので、いまこそ固定金利だ!
と言っている人もいますが、実はそれは10年以上前から言っていることです。
金利が0パーセント台(変動金利)になった時から実は底値だと言われていたのです。
ただ、現実は未だに底値です。
僕はこの時代は少なくても10年は続くと思っています。
2016年時点で不景気を脱していません。
そのため、日銀はマイナス金利を導入して銀行が民間にお金を貸すようにしむけました。
マイナス金利とは日本の歴史の中で初めてのことです。
マイナス金利は日銀と銀行間で銀行が日銀にお金を預けると利子がもらえていたのですが、
そこをマイナスにしたため、銀行としては安定して利益が出ていた場所がなくなってしまったということです。
そのため、そのお金をどこかで運用しないと駄目なので民間人へという流れをつくったのがマイナス金利です。
預金している金利がマイナスになってしまうという報道が強すぎて、
みんなマイナス金利に関してはデメリットな気分になっていると思いますが。
そして、更にそこから消費税を10%に上げる提案もしています。
実際、8%にあげて不景気からより一層抜け出せなくなったので10%にあげたらまた、大変な結果になりそうですけどね。
2020年の東京オリンピック需要がない!
一部の建設業では景気がよくなっていますが、オリンピックは本来景気が良くなる材料なのですが
それが日本の中であまり表にでてないですね。
なんか、こうやって並べる日本って大丈夫?って思われるかもしれませんが、冷静になって考えると
まだまだ、不景気を脱する材料や動きがでていない状態です。
このような結果から個人的には固定金利よりも変動金利をオススメします。
銀行の融資の中で住宅ローンは断トツで金利が安い商品です。
これは国が国民が住宅を購入できるために行った措置みたいなもので、銀行も利益ガッツリ重視ではないという商品になっています。
ま、これは建前の話しであって、本音は国が国民に住宅ローンを組むませることによってより一層労働に従事せざれる負えない環境になるので
そっちとした方が国としては経済が発展するという目論見があるってできたんじゃないのか?という説があります。
更に、住宅ローンは金利は少ないですが、銀行としては結構安定的な収益になっているのです。
だって、どんなことがあっても住宅ローンの返済は毎月行うでしょ?
夢のマイホームと買ったのですが、実際はローンを払い終わるまでは銀行のものです。
途中で返済が滞ってしまうとマイホームが取られてしまいます。
それはその人の人生の中でかなり大きいことで失いたくないものです。
なので、優先順位的に必死こいてローンは支払う人が多いのです。
他の金利が高い商品に関しては、どうしても倒産とかしてしまったりしてそこからどうにかするということをしない人のが多い場合
(あえて何もしない方がまた復活できるやり方を専門家に聞く)などがいるので銀行としてはそこがリスクになります。
なので、リスクが低い分金利が安いという話にもなります。
話しが蛇足してしまってすいません。
最後に変動金利にして1番不安に思っていることって金利の上昇ですよね?
これだけまだまだ、不景気の材料がありますが、急に金利が上がる可能性もあると思います。
しかしながら、金利が急に上がっても、その金利がそのまま変更適応されるとこはありません。
ちゃんと1回の見直しで上がる上昇率の限度があります。
その上限額がその時に返済している金額の1.25倍が上限になるというものです。
なので、銀行の変動金利が仮に2倍にあがったからと言って、金利が2倍になり、返済金額が上がるということはありません。
かならず、そうなった場合でも1.25倍のルールは適応されるので安心してください。
ただ、何度も言ってしますのですが今の日本で好景気になり、金利がガンガン上がっていくストーリーは考えにくいかなと思います。
そう思うと、私は固定金利より変動金利をオススメします。
もちろん、今後の日本経済は誰にも分かりませんので不透明なところもあります。
その結果、変動金利はリスクだという人の意見は間違っていないと思います。
後は自分の経済への解釈のしかたでどうするか決めればいいと思います。
以上、住宅ローンを組み時は変動金利?固定金利?…..でした。