阪神・淡路段震災でも無傷だったマンションは多い

古いマンションは危険というイメージを持っている人もいると思います。
そのきっかけがおそらく2005年に社会問題になった、耐震強度偽装事件だと思う。

その一件で、マンションは地震の時は危険では?と思う人が増えた。
しかし、それは大きな誤解であって、すべてのマンションが危ないということではない。

実は、阪神、淡路大震災で多くの家屋は全壊したが、その中で分譲マンションは全体の6%であった。
多くは戸建て住宅、長屋、共同低層住宅で占めていた。

この結果をみると、分譲マンションはかなり強度があるということが分かる。
そして、この6%の中の大部分は築年数が古くマンションの数が多いことも付け加えておこう。

1982年以降の物件の被害は少ない

マンションは71年以前、72年~81年、82年以降と、建設時期によって、3つに分けることができます。
71年と81年は、建築基準法の改正があった年です。

71年以前のマンションは、最近のマンションに比べるば、被害の割合が大きかったのですが、
これは単に老朽化のせいだけではなく、71年以前に耐震設備に関する、法規制がなかったことも大きく関係しています。

もちろん、新築のマンションと比べたら築年数が古い方が比べると耐久性は劣ります。
(逆に、劣ってなければ技術の進歩がなかったということになってしまうので)

ただ、そこと比べると劣るだけであって、戸建て、長屋などに比べるとそういった築年数が古いマンションのが耐久性があるということです。
加えて大事なのは、築年数ではなくてどんな構造でマンションが建設されているか?

実はここの部分が非常に大事なのです。
この構造の部分が合格点に達してれば71年以前のマンションでも十分に住むことがはできるので
そう考えるとあまり、築年数は気にしなくても大丈夫です。

たとえ、築年数が古くでも、マンションがしっかり管理をしていて、対策を講じていればそれは問題ないマンションになります。

中古マンションは危険?のウソ

・マンション全体での70%以上が無被害
・被害にあったマンションでも建物の構造体部分(柱や梁など)までダメージを受けたところは少数
・古いマンションのがほうが被害の度合いが大きいが、築30年以上でも無被害のマンションは多い!

つまり

中古マンション選びでは、築年数以上に構造のチェックが大切ということになります

新築マンションよりも安全性は見抜きやすい

新築マンションの場合、現物を見ることができません。
ほとんどが「図面買い」といって、モデルルームやパンフレットを見て購入することになります。
加えて営業マンの話しも含まれますね…(ま、悪くことは一切言わないと思いますが…)

しかし、中古マンションは現物至上主義です。すでに存在して年数が経過しています。
図面やモデルルーム、営業マンの言葉、一切ありません。
しかもそれらになんら論理性もない情報です。

日当たり、風通し、住居内の空間的な広がりや、外部や、上の階、騒音、隣人の様子
すべてわかります。

これでそのマンションメリット、デメリットが丸裸になります。
つまり、これは中古マンションを購入する最大のメリットでもあります。

耐久性をある程度チェックできる

コンクリートは、一般的には、1年経過してないと安定しないと言われています。
新築マンションの場合、買った時は問題くても、1年後もしっかり安定しているか分かりません。
それに対して、中古マンションはすでに時間の経過の問題はクリアしています。

不安定なコンクリートなら、大きなヒビ割れをしています。
外壁のタイルが剥がれていたりします。

そういったものを自分の目で確かめることができます。
また、地震の時に大きく揺れたりしないかどうかも、住人から聞くことができるので
そこで耐震性の状況を知ることができます。

他にも、通路やバルコニーなどのヒビもチェック、角になる部分のつなぎ目の亀裂、室内の壁の水染みなどもチェックできます。
もちろん、心配であれば、専門家にもしっかり調べてもらうことができます。

このようなチェックをちゃんと行えば失敗する確立はかなり低くなります。

中古マンションのメリット

・眺望、日当たり、風通し、部屋の広さが分かる
・外部や上の階、隣部屋の音の聞こえ具合がわかる
・周囲の環境、周辺のへのアクセスがわかる
・管理のよしあしが分かる
・住民の質がわかる
・欠陥の有無のチェックができる

チェックするべきポイント

・外壁や通路、バルコニーのひび割れ
・角になる部分のつなぎ目の亀裂
・タイルの剥がれや浮き
・室内壁の水の染み
・地震時の揺れ具合
・ドアとドア枠の間のゆがみ
など

以上、中古マンションは危険?のウソ!耐震&耐久性については?…..でした。